この数日強い冬型の気候となっていますが、そんな中、昨晩土曜日の夜に伊豆まで天体写真撮影に行ってきました。現地着が20時半ごろで3時過ぎまで現地に滞在しました。天体写真撮影だと渋滞とは無縁な時間帯の移動となるのはよいですし、COVID-19の状況を考えて行きも帰りもノンストップでした。
冬型となると関東の太平洋沿岸は好天となるのですが、それでも強すぎると伊豆では以下のような気候条件となって影響されます。
今回も撮影地は時折突風が吹き、1時頃からは局地的な雲が頻繁に流れる状況となりましたが、それでも綺麗な星空を楽しみました。
鏡筒はGSO 20cmとプロミナーと両方持って行き、風の状況に応じてどちらを使うか判断しようと思っていたのですが、やはり伊豆の強風ということでプロミナーでの撮影となりました。
冬のダイヤモンドとスバルをおさめた構図は見映えがするので、定番としていつもレンズを向けてしまいますね。17mmの広角レンズですが、東に昇ってくる頃合いの方が地上を組み合わせやすいです。
風除けとして車のすぐ近くに機材を設営しています。地形のためなのか風向きが一定ではないので風を防ぎきれるものではないですが、それでも多少の効果はあると思います。オリオン座、冬の大三角もよい被写体ですね。
今回にて今年の星空撮影は終了となります。年末年始のお休み期間もあわせて撮影した画像の処理をのんびりと進めることになりそうですね。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
コメント
冬の星空はいいですね
2020/12/23 URL 編集
最近の機材
ISO3200やISO6400でレンズの絞りをF2.8からF4ぐらいであれば、三脚に載せただけの固定撮影、露出15秒から30秒で、ここに載せたような写真が可能です。ただ撮った後のPCでの画像処理を行った方が見映えは良くなりますので、その辺がかえって面倒かもしれないですね。Adobe Lightroom Classicで現像してから、Sequatorというフリーソフトで複数枚のコマをコンポジットしてノイズを低減、そこから最後にAdobe Photoshopでコントラスト・色彩などを強調して見映えを整える、という流れでやっています。
今回使ったレンズはタムロン 17-35mm F2.8-4 Model A037で、17mm F2.8開放です。収差は細かく見なければまず大丈夫、周辺減光はPCでの現像時に補正をかけています。20mmよりも広い超広角レンズだとこうやって地上の風景や雰囲気を一緒に写し取れるのが嬉しいです。
2020/12/24 URL 編集
昨年秋に行った上高地で、星がきれいだったので、物はためしと手持ちのデジタルカメラを向けてみたら、驚くほど手軽にそこそこ写ってしまい、改めて天体写真に興味をもった次第です。その昔、苦労して撮影していたのは何だったのだろう、とも思いました。
レンズに関しては非球面の一般化、感度に関してはデジタル化の恩恵ですね。フィルムでISO 1000 を超えるって、なかなか考えられなかったのが、今やその10倍ぐらい当たり前ですものね。
2020/12/25 URL 編集