画像処理 - モザイク色合わせ途中経過

直焦点ではモザイク撮影を基本としています。元旦の遠征でも8枚モザイクで撮影しました。モザイク画像の処理で一番大変なのは各コマ間の明るさ・色合わせですが、何とかその段階まで完了です。
この後の強調処理は通常の1枚物と同じですね。ここまで来れば感覚的には7-8割は完了というところです。

上の画像では色合わせのために、コマ間の違いが分かりやすくなるように強調レイヤーを入れており、この状態で各コマに対応した個別のレイヤー別に明るさ・色を調整します。ここまでトーンが合えば、あとはPhotoshopのレイヤー自動合成機能を使えばつなぎ目は綺麗に処理してもらえます。

下の画像は色合わせが途中の段階ですが、強調レイヤーを入れていないと大体合っているように見えますね。
202001_m78_ldn1622_in_progress_1.jpg

しかし、これに対して強調レイヤーをアクティブにするとずいぶん違っているのが一目瞭然です。このような状態でもPhotomergeやレイヤー自動合成処理を行うとつなぎ目だけは綺麗にしてくれるのですが全体的なトーンの違いまでは修正してくれません。作品の仕上がりとしては不自然なものになってしまいます。

202001_m78_ldn1622_in_progress_0.jpg

モザイク撮影は総撮影時間が短く済むのであればコマ間の違いはそれほど生じないので、Photomerge自動処理一発でも綺麗に仕上げてくれますが、長い時間撮影したとなると光害カブリの違い、空の状況変化などによってコマ間の違いが大きくなってきます。またフラット処理がきちんとあっていないのも不自然さの要因になります。そのようなときなマニュアルでの調整が必要になりますし、その調整は手間がかかることが多いです。
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