天体撮影におけるNikon Z6のファインダー

あけましておめでとうございます。当ブログも2年目となりました。マイペースで続けているブログではありますが、引き続きよろしくお願いいたします。


Z6と天体写真

Nikon Z6を天体撮影に使い始めてから1年半ほどです。Z6は2台所有しており、1台はHKIR改造として天体写真撮影専用ボディ、もう1台は一般撮影用メインボディですが、直焦点撮影の傍らで機材も含めて撮影地の様子を記録的に撮影したり、星景写真を撮影したりしています。その用途でよく組み合わせて使うタムロンのFマウント用広角ズームとの組み合わせはこんな感じです。

Nikon Z6 天体写真

ファインダーでの星の見え方

Z6を導入する前に気になっていたのはファインダーの見え方で、暗い星空を電子ファインダー(EVF)で見たときにどれぐらい見えるのだろうという点でした。構図を決めるには星がファインダーである程度見える必要があります。従来の光学式ファインダー(OVF)、Nikon Z6のEVF、そして星仲間のT氏さんが最近入手されたEOS RのEVFと見え方を比べる機会がありましたが、天体写真撮影時のファインダーの見やすさについては2つ要素があるように思いました。


  • 1. 星の存在が見えるか

レンズが広角になるほど星は見えづらくなり超広角だと一等星が何とか見えるかどうかというぐらいです。Z6の見え方はこの点においてはOVFと同程度だと思います。一方でEOS RはZ6より星そのものがくっきり明るく見えていていました。ファインダーの感度が高いというよりはEVFならではの見せ方でコントラストのつけ方が違うのかなという印象でした。

  • 2. 背景の暗さ

Z6のEVFがOVFより劣っていると感じたのは背景の暗さです。ファインダーの背景がかなり暗く落ちてしまっていて地上と空の境界が全く分かりません。OVFであれば地上の様子はわからないながらも、空は地上より明るくなっており、空と地上の境界だったり樹のシルエットだったりが見えることが多く、構図を決めるには重要な情報でしたが、それらが見えないため構図決めは試写しながらになってしまいます。この点においてはZ6とEOS Rの差はあまり感じなかったです。


カメラ設定での改善

このようなファインダーの見え方のために構図決めには苦労していたのですが、ネットでの情報を参考にしてカメラ設定で改善できることがわかりました。写真撮影を行う静止画モードではなく動画モードにした方がファインダーの見え方を明るくできます。

まずは動画モードにおけるアクティブDライティングの効果を一番強い設定にします。Menuボタンを押してメニューを画面に出し、動画撮影メニューに移動します。

Nikon Z6天体撮影 動画モード 設定 メニュー

その中にアクティブDライティングの項目があるので、それを"より強め"に設定します。

Nikon Z6天体撮影 動画モード 設定 メニュー


この設定をしておいたうえで、実際の構図決めの際には動画モードにします。DISPボタンの周囲部分にある静止画/動画切り替えレバーのポジションを動画モードに合わせます。

Nikon Z6天体撮影 動画モード

こうすれば、撮影地の明るさにもよると思いますが、月のない新月期の暗い空でも地上と空の境界がわかるようになり、より暗い星も見えるようになります。感覚的にはOVFよりも明るく見えます。OVFでは空と地上の境界がわかるものの地上は真っ暗でフレーム端との見分けがつかず構図の中で地上がどれぐらいの割合になっているかわからないことが多かったのですが、Z6をこの設定で使うと地上もほのかに明るくなりフレーム端との違いが分かるようになるため、構図はずっと決めやすいと感じました。構図が決まったら静止画モードに戻します。

まとめ

以上の運用方法で星空撮影時の構図決定がずいぶんとしやすくなって一安心でした。本来ならばミラーレスカメラならではのEVFを活かして他社のカメラが持っているようなブーストモードを搭載してほしいところではありますが。今回見つけたのは動画モードとアクティブDライティングの設定ですが、他にもまだ何か効果がある設定があるかもしれませんね。暗い部屋でファインダーを覗くことで比較は容易なので、またいろいろと試してみたいです。

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綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。

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