8枚モザイクによるM8・M20 位置合わせまで

先週末に乗鞍高原ではGSO 20cm鏡筒による8枚モザイクでM8星雲とM20星雲の組み合わせを撮影しました。モザイク撮影は画像処理の手間がかかるので平日はなかなか進みません。ようやく位置合わせまで終わったところです。

M8 M20 夏 星雲 天の川

現像時にホワイトバランスを整えたのちにコマ間の色合いを大まかに調整しただけですが、今回はフラット補正がうまくできたので色の傾斜など発生していないように見えます。フラット画像をチェックしてみても色の傾斜や部分的なカブリなど起きていなかったです。こうやってうまくいくときとダメなときとがあるのですが、何がその差となる要因なのかいまだにわからないです。このあとは強調レイヤーを入れた状態での色合わせに進みますが、いつもは苦労するその処理も比較的簡単に済みそうです。


もう一つ苦労する要素である街明かりによる光害カブリですが、空が暗い乗鞍高原での撮影だったので最初の2コマに少し発生していたぐらいでこちらも簡単に補正できそうです。M8星雲は肉眼でも存在がわかるぐらい明るいですし天の川も濃く明るい領域なので、ホワイトバランスを調整した以外は強調処理を入れていない、いわゆる撮って出しの状態でもこれだけ星雲がはっきり写っています。ですのでこの後の処理も軽めで済みそうです。

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コメント

とら次郎のとうちゃん
モザイク撮影は位置合わせが大変なのですね。Microsoft社が出しているフリーソフトImage Composite Editorというモザイク合成のためのソフトが非常に簡単で、精度よく自動で合成してくれるソフトのようです。後ほど詳細を連絡いたします。

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TK_Starlight
いろいろと詳しい情報をありがとうございます。私はAdobeのソフトウェアをメインに使っているので、このImage Composite Editorを使用したことはないのですが天体写真でも使用されている方の情報は目にしたことがあります。AIなどが進歩してきて優れた技術が利用しやすくなってきたのはとても助かりますね。
一方でいくらAIでもどんな状況にでも期待通りに100%完ぺきにこなしてくれるということはなかなかなくて、8割で満足するか、残りの2割にこだわるかということはあるかもしれません。こういった新しいソフトウェアの使用などいろいろと試行錯誤も趣味のうちですね。
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