乗鞍高原で天体写真撮影を行った翌週4/18(日)の夜に再びチャンスがやってきました。この日は月没はまだ夜半前でこの季節であれば天の川撮影には影響が出ません。自宅から行きやすい伊豆方面が好天という天気予報だったので日曜日の夜ながら出かけることにしました。冬季は強風に悩まされることが多い伊豆もこの日は微風、湿気も低く良い気象条件でした。空の方もまずまずの透明度で、さすがに前週の乗鞍に比べると空は全体的に明るいながらも南方向に目立った光害が見られないのが伊豆の良いところです。夜半ごろからは街明かりが減るというのもありますね。
この日も乗鞍と同じくGSO 20cm鏡筒での撮影を行いました。こちらの駐車場は周囲にある木々の影響があり、撮影対象が木に隠されないか気を使いながらの撮影でした。
薄明開始まで安定した天候で綺麗な天の川の眺めを楽しみながら撮影を行うことができました。薄明開始とともに撮影を終了し、機材の片づけ、そこから帰宅というパターンだと帰り道の途中で日の出を迎えます。この日はたまたま見晴らしの良い場所で昇ってきた直後の太陽を見ることができました。道路わきのパーキングに車を停めてのショットです。この位置だと三浦半島、さらにその先に房総半島が重なったところからの日の出になります。左下に見えているのは熱海の街です。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4 (56mm), f/5.6, 1/250, ISO100
反対側には富士山が綺麗に見えていました。こちらの池は氷が池という名前が付いていて周囲にはハイキングコースもあるのですが、ただ車で通過する分にはなかなかその存在に気づかないと思います。氷が池の上に見えている右手の山が箱根になります。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4 (32.5mm), f/5.6, 1/20, ISO100
ミラーレスカメラのボディ内手振れ補正は広角 - 標準域には十分でこのシャッター速度でもまったく心配なく撮影できます。日が昇った直後でまだ十分でない光線状態でもISO100で大丈夫です。ボディ内手振れ補正で広角、標準域のレンズは小型・軽量に、望遠レンズはレンズ側にも手振れ補正でより強力に、というのがこれからの流れでしょうね。おかげで一般撮影で三脚を使うことはめったにありません。人気のある撮影地で見かける、三脚で陣取り長時間場所を占有するような人が減っていくと良いのですが。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
コメント
2週続けての遠征お疲れさまでした。伊豆もいい場所ですね。近くに太平洋、富士を見渡せる場所があり星を見た後の楽しみにもなりますね。
ところで最近は天体写真をツイッターの方に載せてます。私のブログ名で検索するとすぐ見つかります。よろしければご覧ください。全部自宅で撮影してます。
2021/04/30 URL 編集
伊豆は山と海
伊豆は温泉と海というのが一般的なイメージだと思いますが、中央部には標高1,000mを越える山があり、その山と海の距離が近いというのも特徴でこのような眺めを楽しむことができます。
Twitterを拝見しました。月、惑星、星雲といろいろと撮影されているのですね!月面Xや月面Aも話題になりますが、まだ見たことがないのでいつかはと思ってます。
2021/04/30 URL 編集