Nikon Zレンズのフォーカス位置 (2)

Zレンズではピント合わせのためのフォーカスリングが電子制御となっているために注意が必要なことはこちらの記事に書きましたが、一方で良いこともあります。

カメラレンズで星の写真を撮影するときはピント合わせをした後、暗闇の中で意図せずフォーカスリングに触ってしまっても動かないようにテープで固定しています。Nikon Zカメラではレンズのフォーカスリングにピント調整以外の機能を割り当てることができるのですが、その中に"何もしない"という選択肢があり、これを選ぶとフォーカスリングが回っても文字通り何も変わらないという設定になります。つまり星にピントを合わせた後フォーカスリングの設定を"何もしない"に変更すれば、フォーカスリングに触ってしまってもピントが移動しなくなるので、テープでの固定が不要になります。


その設定はカスタムメニューの中にあります。Menuボタンを押してメニューを出しカスタムメニューを選びます。そしてその中の"f 操作"です。

"f2 カスタムボタンの機能"に移動します。

202107_DSC5260.jpg

そこでカメラにいくつかあるカスタムボタンにどの機能を割り当てるか設定ができるのですが、その中から"レンズのコントロールリング"を選びます。デフォルトでは"フォーカス(M/A)"になっています。

202107_DSC5261.jpg

それを"設定しない"に変更します。これでレンズのフォーカスリングを操作してもピント移動しなくなります。

202107_DSC5262.jpg

ピント調整が必要になったときは、もとの"フォーカス(M/A)"に設定し直します。


星にピントを合わせた後この一連の操作を行えばよいのですが、メニューの深いところにあってちょっと面倒ですね。その手間を簡単にするには、iメニューをカスタマイズして、iメニューの中に"カスタムボタンの機能"を登録しておくと良いです。

202107_DSC5263.jpg

そうすれば iメニューボタンを押せば、簡単にカスタムボタンの機能設定画面までアクセスできるようになります。


ミラーレスに代表される最近のカメラはどんどん便利な機能が搭載されてきているのですが、その一方で操作などは複雑になってきていますよね。同じメーカーのカメラを使っている分にはまだ良いのですが、これを複数のメーカーのカメラを使い分けるとなると大変そうに思います。とくにソニーのカメラは操作体系が結構独特という印象を受けました。

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