その(1)からの続きです。
20分ほどの休憩&写真撮影タイムを取ったのち先へ進みます。出発してすぐ雪渓を横切ります。蓮華温泉からはこの右手方向から来ましたが、小蓮華山・白馬岳方面は左手に進みます。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (26mm), f/8.0, 1/500, ISO100
いま雪で覆われているあたりはこの雪がなくなった後、たくさんのチングルマが咲きます。前日に白馬大池山荘やそのテント場に泊まっていた人たちが同じく白馬岳方向へ向かっています。人気のコースなのでそれなりに人がいますが、ハイシーズンの割にはそれほど混んでいるという感じはありませんでした。
白馬大池を出てすぐの登りではまだ小蓮華山などは見えていないのですが、ハイマツの間をくぐると一気に眺望が開けます。左方向には遠方の山々も姿を見せています。よく見ると八ヶ岳の向こう側に富士山が頭を覗かせていました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (41mm), f/8.0, 1/400, ISO100
右側、このあたりは秋には色づいた小蓮華山を背景に綺麗な紅葉が楽しめる場所ですが、今は緑と雪渓の組み合わせです。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (32.5mm), f/8.0, 1/400, ISO100
黄色の花はミヤマダイコンソウでしょうか。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (28mm), f/11, 1/200, ISO100
このあたりでライチョウを見かけましたが写真には撮れませんでした。来た方向を振り返ると白馬大池が下の方になってきました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (33mm), f/11, 1/125, ISO100
栂池からは、池の右手にあるなだらかな白馬乗鞍岳を越えてのコースとなります。蓮華温泉からのコースより栂池からの方が標高差は少ないのですが、大きな岩がごろごろある急斜面が続いたりするのであまり辛さは変わらなそうな気がします。コースタイムで見てもそれほど差はないですね。
登山道の脇にはところどころコマクサも咲いていました。以前に来たときはもう少し多かった印象なのですが時期、タイミングの違いによるものかもしれません。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (37mm), f/11, 1/320, ISO100
さすがにこれだけローアングルだと、ファインダーではなく背面液晶を使ったライブビューで撮影しています。
ところどころハイマツの間を通り抜けるつづら折りとなっている雷鳥坂を登りきると稜線に出ます。この時期はあちらこちらでミヤマダイコンソウが咲いていました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (27.5mm), f/18, 1/60, ISO100
今回のトレッキングで目指していたのはこの稜線歩きです。どこを見ても綺麗な風景が広がります。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8, 1/200, ISO100
写真を撮る分、他の登山者の方にどんどん追い抜かれていきますが、時間に余裕を持っての行程にしてあるので大丈夫です。白馬岳にかけての稜線は日本海側にあたる右手は緩やかな斜面である一方、反対側の長野側は急な崖になっているという特徴的な地形になっています。左側が見通せる場所はそれほどないのですが、ところどころその急な崖のすぐ横を通ります。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8, 1/250, ISO100
そのような場所では鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳を見ることができます。唐松岳に続く長い八方尾根が目立ちますね。ただ長野側からずっと風が吹き上げてきており花が揺れるので、花をアップで撮るのは難しかったです。崖の下には栂池自然園が見えていました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (59mm), f/8, 1/160, ISO100
このとき時刻は午前8時を過ぎたところで栂池のゴンドラ・ロープウェイが動き始めたぐらいでしょうか。自然園に人影は見えていません。こういった早い時間帯であれば栂池自然園から白馬岳なども綺麗に見えているはずですが、夏場は気温の上昇とともにあっという間に雲が湧いてきてしまいます。
稜線にまで上がると歩きやすいこともあり、すぐに船越の頭のピークに到着です。ここからの小蓮華山の眺めは定番の構図ですね。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24.5mm), f/8, 1/400, ISO100
船越の頭から小蓮華山を見るのは4回目なのですが、いつもこのアングルで撮影してしまいます。もちろん季節の違いだったり、天候の違いなどあります。初めてこの場所まで来たときは日帰りで往復する自信がなかったので白馬大池山荘に1泊しました。
白馬岳はその頂上をわずかに覗かせているだけで、左側に見えているのは白馬杓子岳になります。その向こうには白馬鑓ヶ岳が重なっています。白馬杓子岳の右側、白馬岳との間で低くなったところからは少しだけ剱岳が見えています。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/8, 1/500, ISO100
白馬大池の辺りはスマホの電波が届かないのですが、船越の頭では4Gの電波を拾うことができます。栂池などをカバーする基地局の電波が届くのでしょうね。写真を撮ったり、水分・行動食の補給、スマホチェックなどで15分ほど休憩したのち小蓮華山の山頂を目指します。下から見上げると結構急な登りに見えるのですが傾斜の見え方というのは見る角度、方向によっても随分と変わりますね。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/8, 1/320, ISO100
その(3)へ続きます。
小蓮華山トレッキング (2) - 白馬大池から船越の頭 (この記事です。)
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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