その(1)からの続きです。
エコーラインの紅葉の見どころはほとんどが11号カーブから宝徳霊神バス停までの間になります。今回は登山道経由で宝徳霊神バス停のところに出てきたので11号カーブまで戻ります。途中の撮影スポットはあとで狙うことにしてまずは15分ほど歩いて一気に11号カーブを目指しました。
11号カーブのところにある定番のナナカマドは何度も撮影しているのですが、今回は縦構図で。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (48mm), f/18, 1/30, ISO100
例年この木は紅葉するタイミングが少し遅めなので、紅葉の見頃が始まりましたという情報が出てすぐに来ると紅葉しきっていなかったことが過去にありました。今回はピークをやや過ぎていた感じでした。この右奥にも別のナナカマドがあるのですがそちらは葉はかなり落ちていました。
エコーラインはGoogle Mapのストリートビューで様子を確認することができます。この11号カーブは見てわかる通りカーブミラーがあってその右の隙間から撮影する形になるので、三脚で長時間粘るカメラマンがいるとちょっと困りますね。
来た道を戻りながらあちらこちらを撮影していきます。こちらは11号カーブからすぐのところ。少し標高を下げた分またダケカンバの黄葉も見ることができます。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (43mm), f/8.0, 1/160, ISO100
カーブを曲がるたびに綺麗な眺めが現れます。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/8.0, 1/200, ISO100
この場所には以前はカーブミラーがあって構図がかなり制限されていたような記憶があるのですが、今回は見あたりませんでした。それほどミラーの必要性があるカーブでもなかったので撤去されたのかもしれませんね。ミラーはなくてもこの構図のすぐ下には道路のガードレールなどがあり、これ以上構図を下にはできないのがちょっと残念です。
ほぼ同じ場所から剣が峰とは反対側の眺めです。やはり何本かのナナカマドはすでに葉がなくなっていますが、残っている木々は逆光気味ということもあって綺麗な発色です。背景の方向は雲が湧いてきていました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (63mm), f/8.0, 1/250, ISO100
それでも広角にすれば、まだ青空が入ってきます。雲がなければ穂高連峰・槍との組み合わせも狙える場所もあります。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8.0, 1/200, ISO100
宝徳霊神バス停のすぐ上のところから再び登山道はエコーラインから分かれてショートカットする形になります。ここまで来るとダケカンバがもうないことがよく分かりますね。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/8.0, 1/125, ISO100
剣が峰もどんどん目前に迫ってきますが、その稜線などには登山者の姿も数多く見ることができます。始発バスでそのまま畳平まで行った人たちがそろそろ頂上に着いた頃でしょうか。
登山道の脇にはナナカマドやチングルマがあり、それらを撮影しながら登っていきます。
Z6, Tamron 70-210mm F4 (165mm), f/5.6, 1/320, ISO100
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (35mm), f/5.6, 1/200, ISO100
登山道が再びエコーラインにぶつかるとそこが肩の小屋口のバス停です。舗装された駐車スペースがあり休憩するには好都合だったので行動食・水分補給をしました。
エコーラインはここから畳平までそれほど登らずに水平移動していく感じなのですが、登山道は肩の小屋まで一気に高度を上げます。ただここまでの道よりは足元はやや歩きやすくなると思います。登山道の脇にはチングルマを数多く見ることができます。その中から剣が峰を組み合わせることができるものを選んで。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (57mm), f/11, 1/100, ISO100
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/11, 1/100, ISO100
チングルマの穂は逆光の透過光で撮影した方が銀色に輝いて綺麗だと思うのですが、そのような光線状態で撮影できるものはなかなか見つけられません。それを狙うには足元の地面より少し高いところがよいので。
これだけあちらこちらにチングルマの穂があると夏の花の時期も良いだろうなと思います。
ナナカマドもまだ見ることができますが、剣が峰方向にあったのはこの1本だけだったと思います。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (26mm), f/11, 1/100, ISO100
エコーラインの辺りからはずいぶんと高く見えていた剣が峰も近くになりました。行く手には肩の小屋も見えてきました。肩の小屋のところで右手からの畳平からの道と合流します。
その(3)へ続きます。
乗鞍岳の紅葉 (2) - 宝徳霊神バス停から肩の小屋 (この記事です。)
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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