三週間前の蓼科で撮影した画像の処理がようやく終わりました。カシオペア座にある大きな散光星雲NGC7822 & Ced214からM52星団にかけての領域です。M52の近くにはシャボン玉星雲や洞窟星雲と呼ばれる、それほど大型ではないものの特徴的な形を持つ散光星雲がいくつもあります。
2021年10月撮影
Kowa Prominar 500mm F5.6L + マウントアダプター TX07T
Nikon Z6 HKIR改造 + HEUIB-II
ISO3200 150秒 x6 コンポジット、x8 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀、PHD2 + ASI120MM Miniによるオートガイド
Adobe Lightroom Classic、Photoshop 2021による画像処理
NGC7822 & Ced214はもっとも北側にある散光星雲と言われていますが、その分、赤緯座標が高いところにあるのでモザイク撮影しようとすると回転が生じコマを縦横にきれいに並べることができず、少しずつ座標をずらしながらの構図決めとなります。その分どのように領域を切り取るか悩ましかったです。左下の方にカシオペア座のβ星カフと散開星団NGC7789が入るようにしました。赤い星雲があちらこちらにあるためにどうしても色彩が赤に偏りがちですが、天の川の細かい星にある青・黄色といった色合いにも注意しながら処理しました。
そのような天の川の中にうっすらと赤い星雲が広がっているのも興味深いです。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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