ハイキングコース紹介 - 千畳敷カール

バス・ロープウェイを乗り継ぐだけで全く歩かなくても迫力の山岳風景を見ることができるのが千畳敷カールです。バスターミナルまで高速インターからすぐというアクセスの良さもあります。カール内を1周するコースは40分ぐらいのハイキングコースとされており、数多くの観光客が訪れます。夏、秋の紅葉いずれも素晴らしい風景が広がっています。

千畳敷カール 紅葉


バス・ロープウェイで千畳敷へ

菅の台バスセンターの場所はこちらです。自家用車はここに停めてバスに乗り換える必要があります。バスに30分ほど乗って しらび平まで行き、そのあとはロープウェイで千畳敷カール到着です。


とても人気がある場所なのでハイシーズンの週末に朝一のバス・ロープウェイに乗ろうと思うと、前日夜半前に駐車場に入る必要があります。駐車場はいくつもあるので遅くなっても満車の恐れは低いのですが、第一駐車場に入れないと、そのあと朝にバスが稼働し始めてもしばらく満車で何台もやり過ごして自分が停めているより手前の駐車場の人たちがすべてはけないとバスに乗れないということになってしまいます。その先のロープウェイも整理券が発行されて待つことになります。

ロープウェイを降りるといきなり目の前に広がる眺めがこちらです。ほとんどの人が歓声を上げるのではないでしょうか。

千畳敷カール 夏 ハイキング


お薦め順路

カール内を1周するハイキングコースだけでは物足りないので、途中で分岐する登山道の急坂を登って稜線にある乗越浄土まで上がるのがお薦めです。そこまで行けばカールの一周と合わせて標準コースタイム2時間弱です。乗越浄土は見上げる正面の稜線で一番低くなっている場所で、そこへ登っていく九十九折りの急坂が八丁坂と呼ばれています。先ほどの写真で八丁坂を拡大しましょう。

千畳敷カール 八丁坂


さらに拡大。

千畳敷カール 八丁坂


急になる上部の方は階段や手すりが設置されており危険個所と言えるほどの場所はないですが、とくに下りで疲労などで転倒すれば当然ながら怪我につながるので慎重に歩きたいものです。

宝剣岳などがものすごい迫力で迫っている場所ですが、高山植物や紅葉と組み合わせるのは意外と難しいです。多くの人はロープウェイ駅を出ると時計回りに回って乗越浄土への最短距離となる向きで歩き始めますが、それとは反対の右手に進む反時計回りで、ローブウェイの駅からは初めに少し階段を下りて剣ヶ池を目指すのがいいと思います。少しでも早い時間にそちらからのショットを撮るのがお薦めです。


千畳敷カール ハイキング 順路

千畳敷カールを上から見下ろしたこの写真でその位置関係がお分かりいただけるでしょうか。この写真ではロープウェイ駅から右に伸びているのがほとんどの人が進む時計回りの方向、それに対して駅の建物を回り込んで(この写真では左、実際は右手へ)進むのがお薦めの順路です。剣ヶ池も見えています。


撮影スポットは剣ヶ池

この剣ヶ池の周りが写真撮影には良い場所で、この記事冒頭の紅葉の写真もそのあたりから撮っています。夏場にはチングルマなどの花も咲くのですが、花と池のバランスを取るのが難しいです。池がしっかり見えるように構図をとると花との距離が離れ花が小さくなってしまいます。

千畳敷カール 剣ヶ池 花 チングルマ


花に寄ると今度は池が隠れてしまいます。

千畳敷カール 剣ヶ池 花 チングルマ


剣が池の広場から右手に分岐する道があり、そちらも花とカールの眺めをおさめるには良い感じの場所があります。このように千畳敷カールはコバイケイソウの群落も有名なので、サイズの大きいコバイケイソウの白い花と宝剣岳の組み合わせはぜひ狙いたいところですが、コバイケイソウは花が咲くのが数年に1回で咲く時期も梅雨明け直後と比較的早い時期なので各地の現地情報をチェックしておく必要があります。このときは少し見頃には早くて残念でした。

千畳敷カール コバイケイソウ 花


剣ヶ池の広場に戻り八丁坂に向かいます。この緩やかな登りの途中にもところどころ花と背景の山をうまく狙えそうな場所がありますね。

千畳敷カール 花 ハイキング


八丁坂から乗越浄土

八丁坂への分岐からは登山道扱いとなります。多くの登山者がこの急坂を登って木曽駒ケ岳などのピークを目指します。

千畳敷カール 八丁坂 登山


この写真を撮影したのは7月海の日の三連休でしたが、登山道わきのお花畑が見事でした。白い花はハクサンイチゲ、黄色の花はシナノキンバイでしょうか。

千畳敷カール お花畑 ハクサンイチゲ シナノキンバイ


八丁坂を登りきったら乗越浄土に到着ですが、そこから登ってきた道を見下ろします。この日は午後からは雷雨が予想されており、案の定雲が出てきました。時刻は10時過ぎです。バス・ロープウェイを待たなければいけなかったのが痛かったです。湧きあがる雲の向こうに出発点のロープウェイ駅が見えていますね。

千畳敷カール 八丁坂 乗越浄土


乗越浄土まで登れば山小屋があるのでトイレ、休息などが可能なのも安心で良いです。そこから進行方向右手に伸びる伊那前岳方面を少し歩きます。稜線で展望が素晴らしく気持ちのよい道ですし、カールを見下ろす撮影ポイントもあります。

千畳敷カール 乗越浄土 伊那前岳


千畳敷カール 乗越浄土 伊那前岳 稜線


伊那前岳とは反対側にある宝剣岳は人気で、その頂上の岩によじ登っている人を見ることもできます。乗越浄土から宝剣岳のピークはすぐなのですが、距離は短いながらも鎖場があるので要注意です。中途半端にバックパックに三脚を括り付けていたりすると危険だと思います。

千畳敷カール 宝剣岳 ピーク


余裕があれば中岳を経由して木曽駒ヶ岳の頂上まで往復する登山コースに進むこともでき、登山初心者に人気の日帰りコース(ロープウェイ駅から木曽駒ケ岳の往復で標準コースタイム4時間弱)となっています。ただ帰りの時間が午後になってくると観光客も増えるので下りのロープウェイの混雑は激しくなり、整理券をもらっての待ち時間が2,3時間なんてことにもなるようです。


まとめ

千畳敷カールは行きやすさと素晴らしい景観から国内有数の山岳景勝地と言えると思います。その反面、人気の観光地であり混雑を考慮した早め早めの行動が必要になります。しらびそ高原といった長野方面の著名な天体観測地からのアクセスも悪くないので朝一から行動できるようなスケジュールがうまく組めるのであれば訪れることをぜひ考えてみてください。

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