ハイキングコース紹介 - 栂池自然園

栂池スキー場からゴンドラ・ロープウェイでアクセスする栂池自然園は6月末ごろのオープンの時期は雪と水芭蕉の組み合わせ、夏はニッコウキスゲやワタスゲ、そして秋の紅葉と季節折々の風景を見ることができます。広い園内のハイキングコースは1周すると3時間以上かかりますが、それほどアップダウンは厳しくなくハイキングを楽しむにはとても良い場所です。

栂池自然園へのアプローチ

ゴンドラ乗り場はこちらです。八方尾根の隣といった感じですが白馬村ではなく小谷村になります。


栂池のゴンドラは運行開始時間が遅めなのが残念です。栂池は白馬大池、小蓮華山を経由して白馬岳への登山口にもなっているのですが、もっと早い時間から運行していれば、紅葉の名所である白馬大池、小蓮華山への日帰りでの往復も可能になってくるのですが現状では厳しいです。


エリアは広大で、最初にあるのが水芭蕉湿原、そこからワタスゲ湿原、浮島湿原、そして一番奥の展望湿原と4つの湿原をつなぐコースとなっています。水芭蕉湿原からワタスゲ湿原までは木道が整備され車いす対応です。

栂池自然園 紅葉 水芭蕉湿原


ワタスゲ湿原から浮島湿原

入口の水芭蕉湿原から木道を少し進むと開けた場所に出てそこがワタスゲ湿原です。右手には小蓮華山の山並み、そして行く手には白馬岳の岩稜が見えます。小蓮華山への斜面はタケカンバの黄葉が見事です。栂池自然園は紅葉というよりは黄葉というイメージですね。

栂池自然園 黄葉 水芭蕉湿原


それでもこの辺りから白馬岳をアップ気味に撮ると手前の斜面にはところどころ紅い彩が見えます。この先の浮島湿原へはこちらの左手の斜面を越えていくことになります。

水芭蕉湿原 黄葉 紅葉 栂池自然園


車いす対応の木道が終わると楠川を渡ります。河原が良い休憩ポイントになります。ここには(途中で唯一の)トイレもあります。そこから山道といった感じで浮島湿原へ登っていきます。その途中からは、これまで歩いてきたワタスゲ湿原を見下ろすことができます。

栂池自然園 紅葉 黄葉


浮島湿原には池があり、その中にある小さな島(というには本当に小さいのですが)が浮島湿原の名前の由来のようです。その池と浮島を前景にして、ダケカンバの黄葉、そして背景に白馬岳、小蓮華山への斜面という構図を撮りたかったのですが、このときはダケカンバの黄葉はほとんど落ちてしまっていました。

栂池自然園 浮島湿原 ダケカンバ


浮島をアップで狙ってもいい感じになります。

栂池自然園 浮島湿原


一番の見どころは展望湿原

浮島湿原から最後の展望湿原へは周回コースになっていますが、浮島を撮影していた流れで左手からの時計回りで周回しました。そうすると細い尾根筋の狭い階段を登っていくことになります。展望湿原への登り下りは少し急なところもあるのでオーバーペースにならないよう注意が必要です。

栂池自然園 ヤセ尾根


この尾根筋は見事な枝ぶりのダケカンバ、そしてこの写真のように綺麗に色づいたドウダンツツジなどを見ることができますが、林間で視界が限られているので周囲の山と組み合わせるのは難しいです。

栂池自然園 ヤセ尾根 紅葉


栂池自然園の最大のハイライトと言ってもいい展望湿原には、かなりの人数が座れ最前列から後ろにかけて階段状の段差がつけられたベンチが整備されており、この素晴らしい眺めをゆっくりと楽しめるようになっています。ただ私が訪れた時にはそのベンチの最前列のところに三脚を構えた数名が長時間陣取り、その後ろ側からは見づらい状態になっていました。三脚で撮るのであればベンチの最後部に適したスペースが確保されており、そこからでも前側のベンチに人が座っている状態でも視界が妨げられずに構図が撮れるように配慮されています。ちょっと残念でした。

栂池自然園 展望湿原 紅葉


右側の山が白馬岳、左側は杓子岳ですが、その間に見えている雪渓が白馬大雪渓です。白馬岳への登山コースになっていて、アップで見てみると登山者を見ることができます。最近は年によっては夏の終わりには大雪渓の雪が少なくなりすぎて雪渓上を通行できなくなることが多いように思いますが、このとき(2015年です)はこの紅葉の時期でも十分な雪が残っていました。

栂池自然園 展望湿原 白馬大雪渓


展望湿原からはいろんな構図が撮れますね。縦構図で大雪渓を据えて。

栂池自然園 展望湿原 白馬大雪渓


あるいは白馬岳の方を手前のチングルマの赤い葉をポイントにして。

栂池自然園 展望湿原 白馬岳


ここからの戻りは周回コースを時計回りであればモウセン池を通って浮島湿原に戻ります。途中には栂池自然園の中で唯一の水場である銀命水もあります。自然園という名称から通常の公園のようなイメージで自販機などを期待するかもしれませんが敷地内には一切ありません。水分、行動食をしっかり携行してのハイキングとなります。ロープウェイを降りてから自然園入り口までの間には山荘などあるのでそちらではもちろん食事、水分補給は可能です。


ダケカンバの黄葉などを楽しみながら自然園入口へ戻ります。この日は素晴らしい天候に恵まれましたが、それでも帰路に撮影した写真は、早い時間の行きに撮った写真と比べると白馬岳などが霞んでいました。やはり少しでも早い時間の方が条件はいいですね。

栂池自然園 ダケカンバ 黄葉


夏の栂池自然園

夏場は雲が発生するのがもっと早い時間からになってくるので、ゴンドラ運行開始が早朝からではないために、より厳しい条件になります。夏にも何度か訪れたことはあるのですが残念ながら山が綺麗に見えたことは一度もないです。

栂池自然園 夏


栂池自然園 夏 ニッコウキスゲ


それでもこのように夏ならではの緑が美しい風景や高山植物の花々を楽しむことができます。途中にある楠川の河原は綺麗で冷たい川の水もあって爽やかな場所となります。


まとめ

白馬岳などの眺望が綺麗に得られるか天候に左右されるところが大きいのですが、3時間半という距離がありながら比較的歩きやすいのでお薦めのハイキングコースです。4つの湿原をめぐるので見ることのできる花も豊富ですし、山肌の紅葉・黄葉と格別なものがあります。雪山と水芭蕉の組み合わせも狙ってみたいのですが梅雨の時期で晴天に恵まれるチャンスがなかなかないのですよね。

人気のトレッキングコース 小蓮華山・白馬岳への登山口にもなっているので、ハイキングから次のステップであるトレッキングや登山に進むときにまた訪れるのもよいと思います。

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