蓼科 - 固定撮影での天の川

蓼科では、AP赤道儀で追尾撮影をする傍らで無改造Z6を三脚に載せて天の川を撮影しました。Sequatorを使った固定撮影画像です。東から昇りつつある天の川を14mmレンズでデネブから さそり座までをおさめた定番構図ですが蓼科山の残雪がこの季節ならではです。

Nikon Z6 Z 14-30mm F4S 天の川 夏の大三角 さそり座

Nikon Z 14-30mm F4S (14mm), 絞りF4, Lee Soft filter #1

Nikon Z6 (無改造)

ISO12800 15秒 x8 コンポジット

固定撮影 (Sequator使用)

星の日周運動による移動は意外に早いもので、こうやって さそり座からはくちょう座までがうまく対角に入ってくれるタイミングを見計らう必要があります。カメラ2台を使っての撮影は自分的には結構忙しくてそれゆえの失敗もありますね。


こちらは同じレンズを望遠端30mmにして天の川の一番濃い辺りを狙った画像です。撮影のタイミングはこちらのほうが一番目の画像より前です。このズームレンズは焦点距離の位置によってピントが変わるので調整が必要です。

Nikon Z6 Z 14-30mm F4S 天の川 30mm いて座 さそり座

Nikon Z 14-30mm F4S (30mm), 絞りF4, Lee Soft filter #1

Nikon Z6 (無改造)

ISO12800 10秒 x12 コンポジット

固定撮影 (Sequator使用)

30mmにした分日周運動が目立たないように露出を短くしたのですが、そうすると前景の地上がほとんど黒くつぶれてしまいました。いくらSequatorを使ってコンポジットしても限界があり、地上をある程度見えるように出そうとすると露出を長くして別に撮影する必要があることを忘れていました。

次の機会ではもっと落ち着いてじっくり撮影する必要がありそうです。

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コメント

とら次郎のとうちゃん
こんにちは、蓼科ではこの木々と山並み・天の川のコントラストがやっぱりいいですね。
これだけ多くの星々、さらに風景も同時に映るようにするにはいろいろ大変なことですね。
しかしZ6はノーマルのままでよくうつる機種だとつくづく思います。

技術の進歩

TK_Starlight
こんばんは。蓼科の山並みや針葉樹と天の川の組み合わせはお気に入りで毎回のように撮影してしまいます。
ノーマルカメラと固定撮影でこれだけ写るというのは本当に技術の進歩を感じますよね。カメラ・センサーやレンズといったハードウェアと、処理に使うソフトウェアの両面の進歩のおかげだと思います。

こうち
TK_Starlightさん、こんばんわ。
無改造機で撮影した天の川、綺麗ですね~ 蓼科山の真上がちょうど天の川のいちばん濃いあたりになるんですね。
無改造とは言うものの、Z6は比較的、赤い星雲もよく写っているような気がします。カメラの特性でしょうか?
素人質問になりますが、固定撮影でコンポジット。地上風景が流れていないのが不思議なのですが…
今年は梅雨が早く来るようです。次回の新月期、梅雨入りせず晴れ間が出るといいですね。

Sequatorを使ってます

TK_Starlight
こうちさん、こんばんは。
処理で彩度をあげていることはありますが、Z6は無改造でも赤い星雲はある程度は写ると思います。M8、M16、M17は輝度もあるので赤く出やすいですね。
固定撮影でのコンポジットはSequatorというソフトを使っています。設定によって地上を固定したまま星も点像になるようにコンポジットしてくれます。木の枝など細かいところは試行錯誤が必要だったりしますが便利ですよ。多数枚をコンポジットすることである程度の協調処理にも耐えられるようになります。
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