Samyang 12mm Fisheye - 無限遠の調整

Samyangのレンズでは結構あるようなのですが、私のSamyang 12mm Fisheye レンズは購入して手元に届いた時点で無限遠にピントを合わせることができませんでした。星用レンズとして人気がある14mm F2.8は同様の問題に対する対処方法を紹介している記事を見ることができますが、このレンズでは調整方法が異なっていました。


ネジ3本で固定されているシルバーのマウント部を取り外す

このレンズのキヤノンマウント品は電子接点を持っていないので簡単にマウント部を外すことができます。ここで見えている3本のネジを外すだけです。ただし電子接点を持っているレンズの場合には外し方に注意点があるようで、かなり苦労をされたという記事を目にしたことがあります。

Samyang 無限遠 調整

後部レンズ群を取り外す

外すためのネジはありません。レンズホルダーごとネジ同様に反時計回りに回すと緩んで外すことができます。

Samyang 無限遠 調整


この後部レンズ群ホルダーねじ込み部にシムリングが挟まれており、その厚みで無限遠を調整することができます。

Samyang 無限遠 調整 シムリング


挟まっているシムリングの厚さを調整する

シムリングを厚くすると無限遠が出る方向になります。私の個体では0.3mm厚、0.1mm厚の2つのシムリングが入っていました。

これらを0.4mm厚と0.15mm厚の2つに交換することで、ほぼピントリング突き当りで無限遠が出るようになりました。実際には周辺部の星像を見てピント位置を合わせるので突き当りよりは少し手前に戻した位置で撮影することが多いです。注文したシムリングは外径28.5mm、内径25.4mmというセミカスタムオーダー品です。

Samyang 無限遠 調整 シムリング


スケアリング調整

スケアリングも今一つ良くなかったので、シルバーのマウントねじ込み部に小さなシムリングを挟み込むことでレンズの傾きを変えてスケアリング調整としました。どれぐらいの厚みをどの位置に入れるのが良いのかを調べるには、紙をはさんでライブビューで星像をチェックということを何回か繰り返しました。四隅の星像を比べながら、レンズ光軸の中心をどちらにずらすべきなのかとイメージしながらトライすると良いかと思います。

下の画像で、左下のところに0.10mm厚、右下のところに0.05mm厚のものを入れています。こちらのシムリングは既存品でちょうど良いものがありました。

Samyang 無限遠 調整 スケアリング


まとめ

Samyangのレンズはお手頃価格ながら天体写真に向いた性能を持つものがありますが、無限遠、スケアリングの問題報告が多いのは残念なところです。こちらの記事がそのような問題に悩んでいる人のお役に立てば幸いです。

(当然ながらここで書いた内容は改造にあたるので各自のご判断でお願いします。改造を行ったレンズは補償を受けることができなくなる旨の記述がケンコーのHPにあります。)

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