今回ファーストライトとなったAskar ACL200mmレンズの等倍ピクセル画像です。ダーク減算・フラット処理をしたのちカラーバランスを整えた段階で強調処理はまだしていません。周辺は四隅ともほぼ点像を保っていて優秀ですね。中心と比べるとすこし星が膨らんでいて解像度・シャープさは落ちているかもしれませんが気になるレベルではないです。
心配だったのはシャープさ、星が小さく締まっているかなのですが、強調処理前の画像ではまずまずに見えます。ただ処理を進めて最終段階までいかないと他の光学系との比較を含めてまだ分からないところはあります。
このように高性能にまとまっている要因には、もしかしたら天体撮影に特化しており天体写真ではあまり重視されない歪みなどを犠牲にしているのかもしれませんね。私はモザイク撮影で隣り合ったコマ間で位置合わせをしやすいようにAdobe Photoshopのレンズ補正で歪曲補正を行うのですが、その補正値がどれぐらいである必要があるのか調べてみたところ、-2.52とわりと大きな値になります。プロミナーだと -0.89という値を使っています。
性能はまだ確認が必要なところはありますが、実際に撮影に使用してみて、温度順応はそれほど敏感でなく撮影途中のピント確認はあまり気を使わなくて大丈夫そうと使い勝手もなかなか良さそうです。これから活躍してくれそうです。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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