へびつかい座からアンタレス

先月蓼科で撮影した画像です。Askar ACL200のファーストライトになります。へびつかい座にある大きな星雲Sh2-27からアンタレス付近までの領域を撮影しました。この構図は以前から撮影したいと思っていたのですが、淡い星雲を出すためには強い処理が必要で中望遠ぐらいのレンズで撮影すると自分の画像処理スキルでは星がかなり目立ってしまいそうで、なかなか撮影に踏み切れませんでした。そういった問題に対処するために焦点距離200mmのAskar ACL200を購入し、その8枚モザイクとすることで挑戦しました。

Sh2-27 アンタレス oph sco Askar ACL200mm

2023年5月撮影

Askar ACL200 200mm F4

Nikon Z6 HKIR改造 + HEUIB-II

ISO3200 180秒 x6 コンポジット、x8 モザイク

Vixen AP赤道儀、PHD2 + ASI120MM Miniによるオートガイド

Adobe Lightroom Classic、Photoshop 2023による画像処理

ACL200は周辺星像の良さだけでなくシャープさもまずまずで締まった星像が好印象です。これぐらいの広さの領域で撮影したいところはいくつかあるので、これからが楽しみです。


アンタレス付近などのさそり座はこれまで南天が暗い伊豆で春先まだ透明度が高い時期に撮影することが多かったのですが、今回初めて蓼科にて5月という時期に撮影しました。 蓼科は天城高原などと比べると天頂方向などは明らかに暗い一方、南天の低いところは光害がかなりあります。その分伊豆で撮影した画像に比べて、さそり座のあたりから 急に光害カブリが増える感じで輝度・カブリの傾斜が大きかったです。また200mmレンズだとそれなりに写る範囲が広いですから光害カブリも単純に地平方向に徐々に 増えるというものではなく複雑なものでした。そういう条件の悪さの中かなりの強調をしているので、画像処理には苦労しました。

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