その(2)からの続きです。
ゼブラ山からの下りは南の耳・北の耳に比べるとやや緩かったですが、笹が生い茂っていて登山道が覆われている箇所が結構あり足元の段差や木の根が見えないので注意が必要でした。道を見失うほどではなかったです。このあたりで反対方向に周っている方たちと何回かすれ違いましたが、霧ヶ峰という百名山のコースでハイシーズンの割には人は少なく静かな雰囲気を楽しめました。
奥霧小屋跡を経由して八島湿原に入ります。八島湿原は歩きやすい木道が整備されていて一般観光客も多い場所になります。奥霧小屋跡のところを左に行けば出発点の車山肩への最短コースなのですが、花の時期としては終盤ながらヤナギランがまだ見頃という情報だったので、その群生地を通っていけるよう右折して周回路を反時計回りで行きます。
すぐに池塘と花という八島湿原ならでは眺めがありました。
Z6, Tamron 70-210mm F4 (70mm), f/5.6, 1/500, ISO100
今度は車山を背景に。
Z6, Tamron 70-210mm F4 (122mm), f/5.6, 1/500, ISO100
花までの距離が遠いだろうと思ってタムロン望遠ズームを持ってきていましたが、周りの風景と組み合わせたくなることが多く、結局標準ズームを使っていました。これまで歩いてきたエリアを背景に。一番左のピークが南の耳です。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8.0, 1/500, ISO100
目当てだったヤナギランですが、少し見頃は過ぎていたものの何とか間に合った感じでした。八島湿原にはヤナギランの群落は2か所あると思います。こちらの場所のほうが遊歩道のすぐ脇で咲いている花があり、寄って撮影することができました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8.0, 1/500, ISO100
全体の雰囲気はこんな感じです。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (40mm), f/8.0, 1/500, ISO100
駐車場のある八島湿原ビジターセンターからすぐのところにある こちらの池が画像をよく見かける八島湿原を代表する眺めでしょうか。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (26.5mm), f/8.0, 1/500, ISO100
もう一か所の群落のほうは見頃過ぎという感じが強くどうフレームするのがよいかイメージが湧かなかったのですが、他の白・黄色の花も入り混じって咲いていてそれはそれでよい雰囲気でした。以前に来た記憶からはこちらの群落のほうが印象に残っていました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (35mm), f/8.0, 1/400, ISO100
ここまでくればゴールの車山肩まではそれほど距離は残っていないのですが、高低差はそれなりにあります。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (45mm), f/8.0, 1/250, ISO100
車山肩は車で行けることもあって高い場所にあるというイメージがあまりなかったのですが、八島湿原からはけっこう登りますね。またこのあたりには何か所か分岐があり林道を行くような部分もあったりしてコースの確認をしながら進みました。方向表示の看板はきちんとあるのですが沢渡、強清水といった地名・場所を頭に入れておいたほうがいいです。
沢渡からの登りで振り返った八島湿原方向です。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24.5mm), f/8.0, 1/500, ISO100
最後に車山肩に戻ってきての1枚。このカットを早朝の光の中で撮りたかったのですが、最初はガスの中でしたからね。。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (45mm), f/8.0, 1/250, ISO100
日の出のタイミングを過ぎると奥の蓼科山が逆光になってしまう方向ですが、午前10時を過ぎているのでほぼトップライトでした。
夏の時期は北アルプスなどの高山に行きたいところなのですが、昨年・今年とタイミングが合わずそのチャンスがありませんでした。そんな中で北アルプスよりはお手軽に行ける車山・八島湿原のコースを選んだのですが、想像以上に楽しめるコースでした。なんといっても広々とした草原の中でのハイキングは爽快でした。一部急な箇所があるとはいえ歩きやすいところが大部分ですのでお薦めのコースです。距離は約10キロとそれなりにある点は体力と要相談です。
車山・八島湿原ハイキング (3) - 八島湿原 (この記事です。)
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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