EQ6 赤道儀のガタ調整

EQ6赤道儀は手頃な価格ながら自動導入に対応した中型赤道儀として十分な強度があり安定した運用が可能です。その一方で使いこなすにはいくつかのコツがあります。赤経・赤緯のガタ調整はそのうちの一つですが、ここで簡単にそのやり方を紹介します。

EQ6 赤緯軸の調整

まず以下の写真で見えている赤緯軸目盛周りのキャップボルト4本を六角レンチを用いて緩めます。ネジを取り除く必要はなく4本とも緩めれば調整可能な状態になります。

EQ6赤道儀 ガタ 赤緯軸


ウォームホイルとウォームギアの間隔を狭めることでガタ(とバックラッシュ)を減らすことができますが狭くしすぎるとギヤが回転できなくなるので、なるべくガタが小さくなりかつモーターの高速回転が問題なく動作するポイントを探ることになります。

EQ6赤道儀では小さなイモネジ2個でワンセットとなって押し引きネジの要領でギアの間隔が調整できるようになっています。赤緯軸には、極軸望遠鏡対物レンズ用穴のすぐ上に一つ(下の左側の写真)、それとは180度対称の位置にもう一つ(右の写真で見えている2つのイモネジのうち上側の方)あります。

EQ6赤道儀 ガタ 赤緯軸 イモネジ


極軸望遠鏡接眼側のイモネジ(右側の写真のもの)を緩めて、かつそれとは反対側の極軸望遠鏡対物側のイモネジ(左側の写真のもの)を締めれば、ギアの間隔が狭くなりガタが小さくなる方向に変化します。ギアの間隔を狭めた時には、赤緯モーターを最高速で回転させてモーターが空転しないか確認する必要があります。

モーターが正常動作しなくなってしまったのなら極軸望遠鏡対物側のイモネジを緩め、反対側を締めます。ネジを回す量は微妙なので、私は六角レンチを回す角度、例えば30度を目安にイモネジを緩めたり、締めたりしています。


ちょうど良いギア間隔に調節出来たら、最初に緩めた4本のキャップボルトをきちんと締めなおして赤緯軸は完了です。

EQ6 赤経軸の調整

赤緯軸と同じく4本のキャップボルトを緩めることから始めます。赤経軸目盛周りの下の写真では3本しか見えていませんが、ここでは見えていない極軸体の反対側にもう1本キャップボルトがあり計4本です。

EQ6赤道儀 ガタ 赤経軸


赤経軸も180度対称にある2本のイモネジがセットになっています。1本は極軸体の下面ウェイト軸の脇(下の写真左側)に、そして極軸体の反対側にもう1本(下の写真右側)あります。ウェイト軸側のイモネジを緩め、それとは反対側を締めればガタは減る方向になります。モーターが高速回転できなくなってしまったのならギア間隔を離す必要があるので、極軸体上面のウェイト軸とは反対側のイモネジを緩め、ウェイト軸側イモネジを締めることになります。

EQ6赤道儀 ガタ 赤経軸 イモネジ


イモネジの調整が終わったら、4本のキャップボルトを締めるのも赤緯軸と同じです。


まとめ

EQ6赤道儀はコストパフォーマンスに優れていますが、その使いこなしにはある程度の調整が必要です。このガタ調節が分解などなしに簡単にできるのは助かります。赤経・赤緯のガタは気温により発生具合が変化することもあるので、鏡筒まで搭載している状態で接眼部をゆすってみるなどして時折ガタの様子を確認したほうが良いですね。

関連記事
スポンサーサイト



プロフィール

TK_Starlight

Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。

カテゴリ

検索フォーム

にほんブログ村

天体写真人気ブログ ランキング

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

コメント

非公開コメント