IC2177 かもめ星雲

先日の三連休で撮影した画像のうち1枚の画像処理が終わりました。二日目の夜にGSO 20cm鏡筒にて8枚モザイクで撮影したIC2177 かもめ星雲です。IC2177の輝度が高い部分を中心とした構図となるので、HEUIB-IIフィルターは用いずに星雲の淡い部分の描写よりは色合い表現に優先度を置きました。彩度を高めにすることで星雲のマゼンタっぽい色だけでなく周囲の星々の青、黄色、オレンジといった色も感じる仕上げとしています。

撮影スケジュールに余裕があったので、1枚あたりの露出は6分としヒストグラム位置は真ん中あたりと十分な露出時間をかけることができましたが透明度が今一つだった影響が出ていると思います。大きい鏡筒での撮影で風が弱かったのには助かりましたが、シンチュレーションが良くなかったために星像が膨らんで解像感が損なわれたのはちょっと残念でした。

IC2177 かもめ星雲


2020年2月撮影

GSO 20cm F5 焦点距離 1000mm 反射 + MPCC Mark III

Nikon Z6 HKIR 改造

ISO3200 6分 x4 コンポジット、x8 モザイク

Kenko EQ6PRO赤道儀、PHD2 + OAG9 + Lodestar X2によるオートガイド

Adobe Lightroom Classic、Photoshop CC 2020による画像処理

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コメント

こうち
TK_Starlightさん、こんばんわ。
かもめ星雲だけでなく微光星カラフルで素敵な写真ですね。
焦点距離1000mmだとこの画角でも8モザイクになるんですね。
ものぐさな私には到底できそうもありません(笑)

星の色など

TK_Starlight
こうちさん、この画像では星像が膨らんだ分微恒星の色がわかりやすくなりました。微恒星に青や黄色を感じると画像全体でもカラフルになりますよね。こんど星の色の処理についても記事にまとめるつもりです。
モザイクは色合わせがとにかく大変で毎回こんなにずれているのをどうやって合わせたらいいんだ?と頭を抱えています。色合わせができたら全体の処理の8割は終わったような感じで、そこからは処理に1,2日かければ出来上がりですね。
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