Nikon Z6 天体改造 - HKIR

5年近く使用したEOS 6D SEO-SP4は天体用カメラとして素晴らしい性能でたくさんの満足できる写真を撮ることができました。しかし2019年夏から新しい天体用カメラとしてNikon Z6 HKIR 改造を使用し始めました。カメラ変更の理由は

  • ・ 一般撮影用にZ6を使用し始めその使い勝手の良さに満足していたこと
  • ・ 天体用と一般撮影用とでレンズマウントを統一したい

といったものになります。


Z6 天体改造

マウント統一というのが理由の一つであるため選択肢としてはNikon Z7かZ6ということになり、予算的理由と、あとは画素数とノイズレベルのバランスに期待してZ6を選びました。そのZ6をハヤタカメララボにHKIR改造していただきました。

Z6 天体改造 HKIR


ダークノイズ比較

天文ファンとして気になるのは、ノイズレベルがEOS 6Dと比較してどうなのかだと思います。

まずはダークノイズの比較です。室温 (20度から25度の間だと思います) にて、ISO3200 5分露出として撮って出しJPEG画像をリサイズしただけの画像がこちらです。

Z6 天体改造 ダークノイズ


私の第一印象は予想よりダークノイズは多いなというもので、実際にレベル補正にて0 -70のレベルに切り詰めて6Dと比較した結果がこちらです。

Z6、ISO3200、5分露出、室温、レベル補正にて 0 -70

Z6 ダークノイズ 強調


6D、ISO3200、5分露出、室温、レベル補正にて 0 -70 (同条件)

EOS 6D ダークノイズ 強調


明らかに6Dの方がダークノイズは少ないですね。ただし

  • ・ Z6は撮って出しJPEGの彩度がかなり高め
  • ・ 私の所有する6Dはダークノイズの低い個体だった

ということは考慮する必要があります。Z6はダークノイズが多いながらも以前のカメラでよく問題になったいわゆるアンプノイズのような隅のほうに偏ったノイズが発生するというような症状は見られません。一方で6Dでは気温が高くなるとそのようなアンプノイズが発生する個体が存在します。


天体画像での比較

では実際の天体撮影ではどうなるかを比較したのがこちらの画像です。完全に同じ条件で撮影した画像ではなく、ほぼ同時期の夏に同じ観測地で撮影した2つの画像になります。双方ともダーク・フラット処理を行った後Adobe Camera Rawにて現像、現像時のノイズ低減は輝度・カラーともに0にしました。

6D Z6 ノイズ 比較


6Dの方が露出が長いので比較としては考慮に入れる必要がありますが、この比較ではZ6の方がカラーノイズは目立たず滑らかに見えますね。画像処理にて強調していくとこの差が効いてくるとは思います。

6DとZ6のいずれも一般に低ノイズとして評価は高く、このレベルのカメラの比較というのは大きな優位差がないため、なかなか難しいというのが正直な感想です。私の場合は標高の高い観測地を使うことも多いため、カメラノイズが気になる気温15度以上の状況が起きるのは梅雨明けから9月半ばぐらいまでの期間だけであり、Z6のダークノイズの多さというのはあまり問題にならないのではと考えています。


まとめ

2019年夏から使用を始めて何回か本格的な直焦点撮影、そのあとの画像処理を行いましたが、現時点ではZ6の性能に満足しています。本体の低ノイズという性能に加えて、Zマウントのレンズが使える、フランジバックの短ささからくるマウントの自由度の高さなどはZ6の強みです。

一方で夏場の星景写真撮影が多い、ダーク処理をいちいち行いたくないといった方にはダークノイズのレベルの高さには要注意ということは言えると思います。本来Z6のライバルはEOS Rと思いますので、発売になったばかりのEOS Raと比べてどうなるのかは知りたいところではありますね。

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