春分の日の三連休初日、3/20(金)の夜は天候に恵まれ絶好の天体撮影日和となりました。3月後半となれば明け方に昇ってくる夏の天の川を撮影できる時期です。
撮影は1時半ごろから薄明開始の4時半という予定を組んだので、のんびりと23時半ごろに現地に到着しました。三連休ということで普段の週末ではこれぐらいの時間帯だとあまり通行する車を見かけないような場所でも車が走行していたりしましたが、それでもさすがに渋滞とは無縁で予定より早いぐらいの到着となりました。
小型鏡筒のプロミナーでの撮影でしたので今回は赤道儀も小型軽量のAP赤道儀を使うことにしました。設営も簡単ですから撮影開始時刻までまだ余裕があるうちに準備は終わり、鏡筒が外気温に馴染む時間も十分あったので撮影中もピント位置が安定していたのは良かったです。(現地着ですぐに撮影を開始すると途中でピント位置の調整が必要になることが多いです。)
風の影響が気になったので車が風除けになるよう車のすぐ横に機材を設営しました。そのおかげもあったのか撮影にはほとんど影響はなかったです。
AP赤道儀だと電源も小型のモバイルバッテリーで済むのがとても楽なのですが、その反面、自動導入ではないのが難点です。今回はアンタレス付近を9枚モザイクでの撮影でしたが、カメラのファインダーを見ながらの構図調整にてモザイクを撮影していったので少し手間がかかりました。それでも撮影スケジュールに余裕があったので構図決定に時間をかけても大丈夫でした。帰宅後画像を簡単にチェックしてみたところ、一部予定より構図にずれがあるところはありましたが9枚モザイクとしてきちんとつながっていたので一安心です。
薄明開始が近くなると天の川の高度も高くなり、良い空と相まって素晴らしい眺めでした。毎年この時期に昇る夏の天の川を見るのが楽しみです。
直焦点撮影をしている横で非改造Z6で固定撮影した1枚物の画像なので作品といったレベルではないですが、十分に楽しめますね。ただ今回レンズの片ボケが気になりました。以前に周辺星像をチェックしたときにはそんなに酷い感じはなかったのですが追加での確認が必要です。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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