春分の日の三連休、最終日に城山かたくりの里に行ってきました。個人宅の敷地を開放しているスポットですが斜面に広がるカタクリの群生や様々な春の花が見事です。10年ぶり2度目の訪問でしたが圏央道が開通し相模原ICからすぐで、ずいぶんと行きやすくなりました。場所はこちらになります。天体関係でいえば三基光学館の近くですね。
カタクリの花は季節的には桜が見ごろになる少し前に楽しむことができます。林の中、木々の根元などに高さ10cmぐらいの高さで咲いているのでかなり地面に近い場所での撮影となります。城山かたくりの里では、斜面に群落として咲いているので斜面の下側から撮影しやすいようになっています。
Z6, Tamron 70-210mm F4 (210mm), f/5.6, 1/250, ISO100
北斜面に咲いていて斜面の上から陽が差し込む場所も結構あるので透過光で撮影しやすいのも助かります。一方で斜面の中につけられた遊歩道のすぐ近くから咲いているとはいえ小さい花ですし、形の良いものを選ぶ必要もあるので、レンズとしては望遠レンズを多用することになります。
Z6, Tamron 70-210mm F4 (140mm), f/5.6, 1/160, ISO100
たくさんのカタクリが咲いていましたが、花びらが開ききったものが多く時期としてはもう少しだけ早い方が良かったかもしれません。手近なところに姿良い花が咲いていれば標準ズームでもここまでアップにできます。Nikon Z 24-70mm F4Sは最短撮影距離30cmと、一般的な標準ズームに比べてずっと寄れるのが強みです。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/5.6, 1/250, ISO100
地面に近いアングルだとファインダーを覗けないので液晶でのライブビュー撮影となりますが、Z6はバリアングル液晶ではないので縦構図がつらいのが弱点です。おかげで横構図が多くなりました。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (61mm), f/5.6, 1/250, ISO100
カタクリ以外にも、ミツマタ、ツツジ、いろいろ種類の桜などたくさんの春の花々を見ることができます。こちらはツツジで、前ボケの黄色い花は山吹でしょうか。
Z6,Tamron 70-210mm F4 (145mm), f/5.6, 1/320, ISO100
ミツマタの色違いの組み合わせで、背景を暗く落として。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (58mm), f/5.6, 1/80, ISO100
この桜は富士桜と書かれていました。私の知る範囲では富士桜とは富士山から伊豆にかけてよく見られる小ぶりで下向きの花をつける桜でマメザクラと呼ばれたりするものと同じ、という理解だったのですが、こちらの樹はずいぶんと白い花でした。背景にいろいろな彩りの花が見えているのがポイントです。
Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (30mm), f/5.6, 1/250, ISO100
写真が撮りやすいよう配慮されていることもあって、写真撮影を目的としている人も多く一眼レフ・ミラーレスに大きな望遠レンズをつけて地面に低く座って撮影していました。小さな敷物を持って行くと土の汚れなどあまり気にしなくて済んでいいかもしれないですね。城山かたくりの里は行きやすい場所ながらカタクリをはじめとしていろいろな春の花を楽しむことのできるお薦めのスポットです。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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