Nikon Z6のバッテリー消費

ミラーレスカメラは消費電力が大きくてバッテリーがもたないとよく言われます。USB外部電源を使って、実際の消費電力がどれぐらいであるか測定してみました。

待機電力が高い

まず電源をオンにしただけの状態での電力です。ファインダー(EVF)、液晶モニターともに点灯していません。撮影待ちの待機状態と言えます。

Nikon Z6 バッテリー 消費電力

5V x 0.66A = 3.3Wになりますね。これはずいぶんと高い数字だと思います。この数字にはUSB 5Vから昇圧する回路での損失も含まれているのでその効率を80%と仮定すると、カメラの実際の消費は2.5W程度でしょうか。Z6のバッテリー容量は15Whですから、この状態で撮影もせずEVFも液晶モニターも点灯しなくても、3時間オンで放置しただけでバッテリーが半分になってしまいます。

(なお実際には0.66Aで一定というわけではなく0.5A - 1Aぐらいの間で変動しています。)

液晶モニターをオンにする

この状態から液晶モニターをオンにしました。

Nikon Z6 バッテリー 消費電力 液晶モニター

5V x 0.73A = 3.6Wで10%ぐらい増えただけですね。液晶モニターの代わりにEVFを点灯した方が少し多いですが、それでもあまり差はありません。ミラーレスが電気を喰うのはEVFや液晶モニターのせいだとよく言われますが、どうやらそうではなく、そもそも待機状態での内部的な電力消費が多いためのようです。一眼レフに比べてレスポンスが遅いのがミラーレスの弱点ですが、AFなどのレスポンスが少しでも良くなるように内部のプロセッサ、処理エンジンなどが待機状態では高速動作状態となっているのではないでしょうか。

バルブ撮影中の電力

こちらはバルブ撮影中の電力です。

Nikon Z6 バッテリー 消費電力 バルブ

5V x 0.41A = 2.0Wと待機時よりむしろ下がっていますね。一眼レフであれば待機状態よりバルブ撮影中の方が高いと思われるので、そこからもいかにミラーレスの待機状態での電力消費が多いかがわかります。バルブ撮影だけであればバッテリー1個で10時間近く可能という計算になります。感覚としては一眼レフと同程度だと思います。実際にはバルブ撮影の間に構図を変えたりするでしょうから、その間にカメラが待機状態としてどんどんバッテリーを消費してしまいます。

タイマーオフでの電力

Z6では半押しタイマーの設定で、一定時間カメラを操作しないとオフ状態になるようにすることができます。

Nikon Z6 バッテリー 消費電力 タイマーオフ

ここでは20秒でオフになるように設定していますが、そのオフとなった時の電力はというと

Nikon Z6 バッテリー 消費電力 タイマーオフ

ほとんどゼロで電源オフと同等と言えます。しかしタイマーでオフになると、いざ撮影しようとしてファインダーを覗いても真っ暗で何も見えず、ボタン操作をすることでファインダーが見えるようになって撮影ができる状態になります。一瞬のシャッターチャンスなどは逃してしまいそうです。

まとめ

ミラーレスで電池を長持ちさせようとすると、EVFや液晶モニターをなるべくオフにするというのでも多少の効果(10%程度)がありますが、それらがオフになっていてもカメラが待機状態で電力消費が高いというのが一番の問題です。操作性を犠牲にして、小まめに電源を切る、あるいはタイマーオフの時間を短く設定する、というのがバッテリーには良いということになります。カメラのレスポンスの良さと消費電力のバランスをとるのは、ファームウェアの作り込みとなりそうです。同じミラーレスでもソニーの方が電池の持ちについての評判が良いと思いますが、このあたりの差でしょうか。ニコンにも頑張ってもらいたいですね。

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