唐松岳トレッキング (4) - 丸山ケルンから頂上

その(3)からの続きです。

丸山ケルンを出発

丸山ケルンで一息入れてから頂上へ向けて出発です。ここからは約1時間の道のりです。少し行ったところから丸山ケルンを振り返りました。

唐松岳 トレッキング 丸山ケルン 雲海

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/8.0, 1/640, ISO100


足元は比較的緩やかで歩きやすいです。岩がごろごろしていないのが助かります。中央奥に見えているのが唐松岳頂上ですが少し雲がかかってきました。ここからは見えていませんが、左側のピークを越えて少し下ったところに唐松岳頂上山荘があります。

唐松岳 トレッキング 丸山ケルン 登山道

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (40mm), f/8.0, 1/320, ISO100


途中には不帰の険側に開けた場所があります。3つ続いているギザギザがよく分かります。

唐松岳 トレッキング 不帰の険

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (33mm), f/8.0, 1/320, ISO100


五竜岳を眺めながら

そこからは左側のピークを巻いて五竜側の斜面をトラバースする感じで進んでいきます。その後中央奥のやや低くなっている箇所に出てくることになります。このあたりもまだ歩きやすい箇所ですね。

唐松岳 トレッキング 丸山ケルン 登山道

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (33mm), f/8.0, 1/320, ISO100


五竜側の斜面にいますから五竜岳の素晴らしい眺めが得られます。ここに写っているのは唐松岳と五竜岳を結ぶ縦走路にあたり、右側に見えている牛首というピークを越えて鎖場が続くちょっと難易度の高いコースになります。行ってみたい気もしますが、なかなか踏み切れません。

唐松岳 トレッキング 五竜岳 牛首

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/8.0, 1/320, ISO100


周囲には相変わらずたくさんの花が咲いています。またイワカガミとチングルマの組み合わせがありました。

唐松岳 トレッキング イワカガミ チングルマ

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (32.5mm), f/8.0, 1/250, ISO100


振り返るとまた丸山ケルンが小さく見えるようになりました。丸山ケルンからはこの画面右側の外にあるピークを巻いてきました。

唐松岳 トレッキング 丸山ケルン 登山道

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/6.3, 1/250, ISO100


五竜岳の手前に花を入れて。後ろ側に見えている黄色はチングルマの花芯ですね。白い花びらが取れた状態で、このあと花穂になっていきます。

唐松岳 トレッキング 五竜岳 チングルマ 花

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (24mm), f/13, 1/125, ISO100

かなり近いところにある花にピントを合わせているので、背景の五竜岳がぼけすぎないようにf/13まで絞り込みました。


痩せ尾根を行く

2、3年前まではこのまま最後のピークも五竜側に巻いていくコースだったのですが、その登山道が崩落してしまったとのことで、残雪期用だった痩せた尾根を行くコースを使うようになっています。以前のコースには入れないようにフェンスが設置されており、そこから右手に上がります。

唐松岳 トレッキング 痩せ尾根

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (51mm), f/13, 1/125, ISO100


以前に比べると登りが増えたので少しつらくなりました。両側が崖になっている痩せた尾根なので人によっては高度感を感じるかもしれません。場所によっては行き違いも注意が必要です。

個人的には、今回のように気象条件が良くて風も弱い日ならそれほど怖い感じもせず、割とこういった箇所は好きです。

唐松岳 トレッキング 痩せ尾根

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (49mm), f/13, 1/100, ISO100


登山道の脇にシャクナゲが咲いていました。こういった高いところでは薄い黄色をしたキバナシャクナゲを見るのですが、これは黄色というよりピンクが入っていたので違う種類なのでしょうか。

唐松岳 トレッキング 痩せ尾根 シャクナゲ

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (70mm), f/13, 1/125, ISO100

絞りがここのところf/13のままです。こういった花を撮っているのでもっと絞りを開けて良かったのですが、疲れがあるとなかなか気が回りませんね。でも結果的には周囲の感じも程よく伝わって悪くはなかったでしょうか。


こんな感じの痩せ尾根の様子が、周囲が開けていて気持ち良く、かつ高度感をそれほど感じないということで好みなのだと思います。

唐松岳 トレッキング 痩せ尾根

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (30mm), f/13, 1/125, ISO100


唐松岳山頂へ

ピークを越えると唐松岳頂上山荘を見下ろす場所に出てきます。そちらで休憩しても良かったのですが、それほど疲れてもいなかったので立ち寄りませんでした。以前に来た時は山荘のところでバックパックを置かせてもらって身軽になってから頂上へ向かいましたが、今回はそのままです。

ここまで来ると不帰の険は一層間近に見えますが、その名があらわす通り険しさがよくわかりますね。

唐松岳 トレッキング 不帰の険

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (66mm), f/13, 1/160, ISO100


頂上手前も細くなっている箇所が所々ありますが、そんなところにチングルマが咲いています。前に来たときはもう花穂だったので花のときを見てみたいと思っていたのですが、今回ちょうど咲いているタイミングとなってくれました。

唐松岳 トレッキング 山頂 チングルマ 不帰の険

Z6, Tamron 20mm F2.8, f/7.1, 1/200, ISO100

ただ登山道が細くなっている場所で地面すれすれに咲く花ということで撮るのは大変でした。背面液晶は日差しのために使い物にならず、頑張って体勢をとってファインダーを覗いてシャッターを切りました。雲がかなり増えてきて背景の不帰の険が隠されることも多くタイミングをとるのも苦労しました。このカットを撮影するためにこの場所に10分はとどまっていたと思います。


前の経験では身軽だったせいか頂上山荘からは苦労なくすぐ着くというイメージだったのですが、その記憶より急に感じました。これが頂上手前の最後の登りで、上に小さく人が見えているところが山頂です。

唐松岳 トレッキング 山頂

Z6, Tamron 20mm F2.8, f/7.1, 1/1600, ISO100


午前3:10に黒菱駐車場を出発して、午前8:45に唐松岳山頂に到着です。途中写真撮影などで1時間以上は使っていたでしょうから、どうしてもこれぐらいの時間はかかってしまいますね。到着すると一部青空は見えているものの周囲はガスに囲まれていてほとんど何も見えませんでした。唐松岳頂上からの眺めもとても良いのですが、それは以前に見ているのでまあ良しとしましょう。何回も来ている場所だとそうやって割り切ることはできますね。

唐松岳 トレッキング 山頂

Z6, Nikon Z 24-70mm F4S (26mm), f/6.3, 1/1600, ISO100


下山はクイックに

山頂で15分ほど過ごしてから午前9時に下山を開始しました。頂上山荘の辺りまで戻ったところで、リフトを使用して登ってこられた人たちの先頭グループと出会いました。その人たちは2時間ぐらいで登ってきたことになりますから早くてビックリです。そのあとに続く人たちとのすれ違いが下山の間ではありましたが、それほど大変でもなかったです。カメラはバックパックの中にしまってしまい休憩も取らずに進んで、お昼前11:30にスキー場トップの八方池山荘のところに到着しました。そこからはリフトを使って黒菱駐車場に戻りましたが、リフトに乗っていても足元などに咲いている花が綺麗でした。

まとめ

いったいいつ梅雨明けするのだろうかというまま7月が終わってしまいましたが、そんな中うまく天気を読んで、まずまずの晴天でのトレッキングを楽しむことができました。なんといっても高山植物の花の最盛期だったのが良かったです。湿気が多いといくら予報が良くても綺麗に晴れる時間は朝早い時間のみということが多いですから、黒菱駐車場を未明に出るという行程で正解でした。リフトを使っていたら晴れていたのは八方池までだったと思います。

唐松岳は十分日帰り可能な程よい距離・標高差ながら、ほぼ全行程にわたって素晴らしい眺め、たくさんの花を楽しむことができる場所です。北アルプス登山の入門として是非お薦めしたい山です。コースには危険個所はほとんどないですが、天候条件、登山道の状態によっては状況は変化します。実際に数年前には梅雨明けの頃に残念ながら滑落事故で亡くなった方も出ています。万全の準備、最新情報の確認が必要なのは言うまでもありません。登山届の提出も必要です。


唐松岳トレッキング (1) - 八方池まで

唐松岳トレッキング (2) - 八方池から扇雪渓

唐松岳トレッキング (3) - 丸山ケルンへ

唐松岳トレッキング (4) - 丸山ケルンから頂上 (この記事です。)

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