NikonカメラをPCで制御 - digiCamControl

直焦点撮影ではデジカメをPCにつないで制御しながら撮影を行っています。リモート撮影、テザー撮影と呼ばれるスタイルですね。その中で行いたいことを優先度順にあげると

  • 1. 撮影画像をすぐにPCに転送し、撮影と並行しながら撮影結果を確認したい
  • 2. バルブ・タイマーコントロールを行いたい
  • 3. ピント合わせの際にライブビューを拡大してPCの画面で見たい

になります。

Canonのカメラではこれらのことはカメラ付属のソフトウェアで可能なのですが、Nikonのカメラでは別売りのCamera Control Pro 2が必要となります。私もこのソフトウェアを購入したのですが、正直なところ、使いづらい、いくつか技術的な問題点がある(バグ?)といったことで実用にならないと思いました。


digiCamControlを使う

そのかわりに現在使っているのがdigiCamControlというソフトウェアです。こちらがWebサイトのスクリーンショットです。

digiCamControl Web


実際のソフトウェアの画面はこのような感じです。左側にカメラの設定情報が並んでいて、そこで設定を変えることもできるのだと思いますが、うまくいかないこともあったので私はカメラ側で設定を行うようにしていて、このソフトウェアインターフェースは使用していません。

digiCamControl スクリーン キャプチャ


撮影時に操作する箇所をマークアップしました。

上に並んでいるアイコンの中からは3つ、シャッター (ピント合わせの時に使います)、ライブビュー、バルブ・タイマーコントロールを使います。右下のサムネールの上にある表示拡大率の変更、あとは右側にある"Session"を操作する必要があります。

digiCamControl 使い方


セッションの管理

その日の撮影において"Session"を定義することから始めます。(遠征に出る前に自宅でセットしておいても良いです。)

上のメニューから "Session" そして "Add new session..." でセッションの定義画面が出てきます。こちらの画面で、Session nameを入力し、そのセッションにおいて使用するフォルダーを指定します。そのフォルダーに存在する画像ファイルがメイン画面下部のサムネールに表示されるので、遠征の日ごと、もしくは撮影対象ごとにセッションおよびフォルダーを分けた方が使いやすいと思います。

また私の場合はカメラからPCに転送するのはJPEGだけにしているので、"Download Jpeg file only"をチェックします。あとの設定はいじっていません。

digiCamControl セッション 定義<


PCへの転送はRawファイルも行った方がバックアップになり安全なのですが、転送に時間がかかること、このソフトの欠点として動作がやや遅いということがあり、Rawファイルの表示に時間がかかるので撮影画像の結果は Jpegで行った方がまだスムーズです。ですので私はJpegだけを転送するようにしています。

これでその日の新しいセッションを追加することができるのですが、セッションがどんどん追加されていくので、私は以前のセッションは除去するようにしています。(セッションを除去しても使用していたフォルダー内の画像ファイルはそのまま残りPCからは消去されません。)

メイン画面右側で除去したいセッションに切り替えて、それからSessionメニューにある "Remove current session..."を行えばそのセッションは除去できます。

digiCamControl セッション 削除


実際の撮影、バルブ制御

以上で撮影準備完了なので、あとはライブビューでピント位置の確認、シャッターボタンでピント合わせのための試し撮り (カメラのマニュアルモードで10秒露出などに設定しておく)などを行います。

ライブビューも少し癖がありZ6はこのソフトからライブビュー拡大ができませんでした。そのかわりにカメラ側でライブビュー拡大の操作をするとその拡大された画像がこちらのソフトウェアの画面でも表示されます。以前に持っていたD750ではPCソフトウェア側から拡大操作ができたので、このあたりはカメラによって違うようです。

ピント合わせが終わったら、バルブ・タイマーコントロールによって本撮影となります。それには上に並んでいるアイコンの中から、月と星のアイコン "Astronomy"を選ぶとタイマーコントロールの画面が出てきます。Capture time がバルブの露出時間、Number of photos が撮影コマ数、Time between shots がコマ間インターバルです。いずれも秒数でセットします。

PHD Guiding と何らかの連携ができるようですが私は使ったことがないです。ですので PHD GuidingはNoneに、Wait for PHD は 0にセットしています。

これで Start Captureをクリックすればタイマーコントロール撮影が始まります。途中でキャンセルする場合にはStop Captureをクリックします。

digiCamControl 天体写真 バルブ


このAstronomy 画面は一つ問題があり、この画面を表示したままだとソフトウェアのCPU使用率が10%ぐらいまで上昇してしまいます。PCのバッテリー消費を抑えたい場合には、Start Captureをクリックして撮影が始まったらこのウインドウを最小化しておくことをお薦めします。

一コマ撮影が終了するたびに画像が自動でPCに転送されてサムネールに追加されるので、それを選べばメイン画面に表示されます。100%、200%といった拡大もできるのでうまくガイドができているか、ピント外れていないかといったことを撮影中でも確認できます。

ただし先にも書いたように、この動作の反応が遅くて拡大率を変更したり別の画像を選んだりした際に表示が切り替わるまで数秒待たされます。

digiCamControl 拡大表示


まとめ

Nikonカメラの場合、シャッターレリーズにタイマーコントローラを繋いでバルブ制御を行い、PCとは繋いでいないという方も多いようですが、そのやり方だと一連の撮影が終わるまで撮影画像を確認できません。ガイドがうまくいっていない、飛行機が通過した、バーチノフマスクをつけっぱなしにしてしまったといったことに気づくのが一連の撮影が終わってからというのは、私にとってはリスクが高いのでカメラをPCから制御するというのはどうしてもやりたいことです。

こちらのソフトウェアは使用し始めてまだ数か月という段階なので、もしかしたらダメなところがこれから出てくるかもしれませんが、今のところうまく動作しているので皆様のご参考にと思って記事にまとめました。

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コメント

非常に勉強になります!

こうち
TK_Starlightさん、こんにちわ。
いや~ アップしていただいた記事、めちゃくちゃ参考になります。
先日の遠征でこのアプリケーションを紹介いただき、すぐにインストールしたものの、苦手の英文相手で使い方がよくわかりませんでした。
感謝、感謝です。

よかったです

TK_Starlight
こうちさん、お役に立てたようで良かったです。このアプリは、はじめにセッションを設定する必要性がわかりづらいのですよね。現地ではアプリをお見せしただけで説明する時間がなかったので記事にまとめました。自分の覚書にもなりますしね。

冬の天体狙いなら2週間後の週末がもう遠征可能な時期なんですよね。ぜひそれまでにご自宅でお試しください。
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