2年前の蓮華温泉から白馬大池への日帰りトレッキング、最終回です。白馬大池からさらに小蓮華山方面へ進みます。
白馬大池から小蓮華山へ登る道は雷鳥坂と呼ばれています。白馬岳、白馬大池といったエリアについて紅葉時期の色々な方のブログなどを見たときに、ここでの紅葉風景に触れている人はほとんどいなかったと思ったのですが、白馬大池から少し登って小蓮華山方向の視界が開けたところで、素晴らしい景色が広がっていました。
D750, Nikon 24-120mm F4 (65mm), f/9.0, 1/250, ISO100
小蓮華山を背景に、ダケカンバの黄色、ナナカマドの紅、それを取り囲むハイマツの緑に手前の地面にはチングルマの紅葉と彩り豊かで、湧き上がる雲も良い感じです。
ただこの雲がどんどん増えてきてしまいました。雷鳥坂の途中から見下ろした白馬大池で既にかなり雲に囲まれてしまっていますが、白馬大池の全体が見えたのはこちらが最後になりました。
D750, Nikon 24-120mm F4 (38mm), f/11, 1/200, ISO100
雷鳥坂を登り切って稜線に出たあたりです。夏には高山植物の花をいろいろと見ることができるエリアですが、その草紅葉に寄って撮影しました。左上の小さなピークがつぎのチェックポイントになる船越の頭です。
D750, Nikon 24-120mm F4 (40mm), f/11, 1/125, ISO100
小蓮華山のビュースポットとして有名な船越の頭ですが、ここまで来るとガスに包まれることが多くなりました。それでもときどきこの先の登山道が見えたりします。
D750, Nikon 24-120mm F4 (78mm), f/9.0, 1/320, ISO100
先に進む登山者の姿も見えます。この先白馬岳まで2-3時間だと思いますが、そちらで宿泊される予定でしょうか。
しばらく船越の頭で待ち、小蓮華山が姿を見せたチャンスに撮影したのがこちらです。
D750, Nikon 18-35mm F3.5-4.5 (30mm), f/9.0, 1/320, ISO100
色彩豊かな斜面とその向こう側の雲、そこから伸びる陰影、背景には青空も見えていてと満足のいくショットとなりました。
もともとはこの先小蓮華山の山頂まで行こうかと思っていたのですが、上の写真を撮った後はほぼ完全に雲に覆われてしまったので視界は期待できず、ここで引き返すことにしました。白馬大池まで戻ったところで栂池から登ってきた人たちと出会いましたが、やはり栂池からでは時間が遅かったですね。蓮華温泉からにして正解でした。
今回ご紹介した雷鳥坂、船越の頭からの撮影は満足度が高かったですが、もともとの目的だった白馬大池周辺はもうちょっといいタイミングで再挑戦したいところです。日帰りだとまだ気軽に出かけられるところはあるのでまた再訪したいですね。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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