新月期だった先週末は数日前の天気予報からこれは良い天気が期待できるという感じでしたが、土曜日の夜に蓼科山七合目に遠征してきました。微風、湿度が低くて夜露なし、透明度もまずまずと良い条件で明け方まで奇麗な星空を楽しむことができました。
標高1,800mということで寒さが厳しいのではと予想していましたが、マイナス3度ぐらいとこの時期にしてはまだよかったと思います。周囲のカラマツもすっかり落葉しており、この時期に来たのは久しぶりということもあり、こんなに見通しがよくなるのかとちょっと新鮮でした。到着したのは19時半ごろでしたが、そのころに西の空を撮影した1枚です。カラマツ林のうえに沈みゆく はくちょう座、そこから右上のカシオペアのほうへ天の川が伸びています。
東の空からはオリオン座など冬の星座が昇ってきます。肉眼で星空を見ている分にはわからなかったのですが、低空の方は薄雲に近いような水蒸気の通過があったようで写真にはムラのように写っていました。
このときは東の空にあったオリオン座は薄明開始の5時ごろにはすっかり西の空に傾くまでになっていました。写真撮影の時間はたっぷりあったので前半は鏡筒はプロミナーを使い、そのあと後半はGSO 20cmに載せ替えるというスケジュールで二つの対象を撮影しました。
その画像処理はこれからです。条件の良い夜だったとはいえ失敗なくうまく撮影できているかは画像処理をしてみないとわからない部分は多いのでどうなるか、ですね。
湿度が低くて空気が澄んだ日だったので、帰り道の中央道からは八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、そして富士山などが早朝の光の中くっきりと見えていて印象的でした。
Author:TK_Starlight
綺麗な眺めに魅かれて星空・風景・花などの写真を撮っています。
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